米Google、Apache Webサーバーを高速化するモジュールを公開
米Googleは11月3日、「Apache HTTP Server」を高速化するモジュール「mod_pagespeed」を公開した。Webページのロード時間を最大で50%短縮できるという。Google Codeのプロジェクトページより入手できる。
mod_pagespeedは、Googleが2009年に発表した開発者向けWebサイト高速化の取り組み「Page Speed」の延長となり、さらに容易に高速化できるように最適化作業の自動化を目指した。
同モジュールをインストールするだけで、キャッシュの最適化、ペイロードサイズの最小化、クライアントとサーバー間のラウンドとリップの最小化など、15種類の最適化を自動で行うという。開発チームは、mod_pagespeedが優れている作業として、コンテンツ管理システム(CMS)そのものに変更を加えることなくCMSで構築されたページを変更する、Webサイトのロゴやイメージのキャッシュ保持期間を1年に拡張すると同時にいつでもアップデートできるようにする、などを挙げている。
Googleはmod_pagespeedにより、Webページのロード時間を50%短縮でき、サイトの応答速度を倍に改善できるとしている。
mod_pagespeedはApache HTTP Server 2.2に対応、UbuntuおよびDebian GNU/Linux、CentOS向けのバイナリが公開されている。
米Google
http://www.google.com/
Google Codeのプロジェクトページ
http://code.google.com/intl/ja/speed/page-speed/docs/module.html