MeeGo、タッチに対応したスマートフォン向け「Day 1」リリースを公開
MeeGo Projectは6月30日、LinuxベースのモバイルOS「MeeGo Handset」の「Day 1」リリースを公開した。フィンランドAava MobileのMoorestownプラットフォームと「Nokia N900」に対応、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。
MeeGoは米Intelの「Moblin」とフィンランドNokiaの「Maemo」がマージされたLinuxベースのモバイルプラットフォーム。Linux Foundationの下でオープンソースプロジェクトとして開発が進んでいる。プロジェクトは5月に「MeeGo 1.0」として、Core Software Platformとネットブック向けのディストリビューションを公開している。
Handsetはスマートフォン向けのプラットフォームとなり、Linuxカーネル2.6.35、タッチベースのアプリケーション開発フレームワーク「MeeGo Touch Framework」などを含むCore Software Platform、ダイアラー、SMSアプリ、Webブラウザ「Fennec」、フォトビューア、コンタクト管理といったアプリケーションを含むHanset User Experienceなどを開発者に公開した。リファレンスUIにはステータスバー、ホーム画面、アプリケーションランチャー、バーチャルキーボードなどが含まれており、Qtと「Meego Touch UI Framework(MTF)」を組み合わせた「MeeGo API」もある。
今後は「MeeGo 1.1」として開発を進め、正式版は10月リリースの予定。
MeeGo Project
http://meego.com/