プラグインプロセスを分離したFirefox 3.6.4 RC版リリース
Mozilla Foundationは5月28日、オープンソースのWebブラウザ最新版「Firefox 3.6.4」のリリース候補(RC)版を公開した。FirefoxのWebサイトよりダウンロードできる。
Firefox 3.6.4(開発コード「Lorentz」)はもともとFirefox 3.7として開発が進められてきたもの。通常の安定性やセキュリティアップデートとは異なり、新機能が加わっている。Mozillaは5月10日に今後の開発計画を公開し、3.6.4を5月にリリースすると正式に述べていた。
Firefox 3.6.4のもっとも大きな変更点として、「Out of Process Plugins(OOPP)」技術の導入が挙げられる。FlashやQuickTime、SilverlightといったプラグインをFirefox本体とは異なるプロセスで実行することで、プラグインに起因するトラブルの影響を抑えるというもの。これにより、プラグインがクラッシュした場合でもFirefox本体はその影響を受けず、そのまま利用を続けることが可能となる。同様の技術はAppleのSafariなどでも採用されている。
Mozillaでは、3.6.4の正式版は数週間以内に公開予定としている。
Mozilla Foundation
http://www.mozilla.org/
「Firefox 3.6.4」リリース候補版ダウンロード
http://www.mozilla.com/firefox/all-beta.html