米Oracle、Eclipse向けの無償プラグイン最新版をリリース

 米Oracleは2月4日(米国時間)、オープンソースのIDE「Eclipse」向けの無償プラグイン「Oracle Enterprise Pack for Eclipse 11gR1(11.1.1.4)」を発表した。「WebLogic」向けの機能強化により、Eclipseユーザーはコードの品質を高めつつ開発時間を短縮できるという。

 Oracle Enterprise Pack for Eclipse 11gは同社のミドルウェアプラットフォーム「Oracle Fusion Middleware」のコンポーネントで、Eclipseを利用してFusion Middleware向けのJava EEおよびWebサービスアプリケーションを構築できる。

 最新版では、ビジュアルツール「AppXRay」が新たに加わった。依存性を視覚的に表示するもので、リアルタイムでJava、JSP、JSF、JSTLのアプリケーションにおける依存性の分析や検証が可能という。WebLogicの「FastSwap」もサポート、AppARayと併用して、再実装することなくJavaクラスを変更できる。

 JMS(Java Message Service)設定ファイルの作成を合理化できる「WebLogic Server JMS Deployment DEscriptor Editor」も導入された。また、WYSIWYGでのWebページ編集、JAX-WS Webサービス検証なども加わっている。

 最新のOracle Enterprise Pack for Eclipseは、Oracleの開発者向けサイトより入手できる。Eclipse本体とプラグインをセットにしてインストールすることもできる。

米Oracle
http://www.oracle.com/

「Oracle Enterprise Pack for Eclipse 11gR1(11.1.1.4)」ダウンロード
http://www.oracle.com/technology/software/products/oepe/index.html