オランダPhilips、MP3プレーヤーにオープンソースのメディアプレーヤー「Songbird」をバンドル

 大手家電メーカーのRoyal Philips Electronics(オランダ)は1月6日(米国時間)、米Songbirdと提携し、オープンソースのメディアプレーヤー「Songbird」を自社MP3プレーヤー「GoGear」製品にバンドルすることを発表した。2010年3月にも、Songbird搭載機種が登場する見込みだ。

 PhilipsとSongbirdは戦略的提携を締結、この下でPhilipsは2010年にGoGearブランドで提供するMP3プレーヤーの全機種でSongbirdをネイティブサポートする。Philipsが搭載するSongbirdは「Philips Songbird」という名称で、音楽コレクションの転送、再生、プレイリストの共有、Web経由での新しい音楽の発見・購入などが可能となる。音楽ダウンロードサービスの英7Digital、コンサートなど音楽情報を提供する英Songkickのサービスも利用できる。アドオンを利用したカスタマイズも可能という。

 Philipsは「GoGear Muse」や「GoGear Vibe」、「GoGear Mix」など、GoGearブランドで複数の製品をリリースしており、米国や欧州などで発売されている。いくつかの製品ではプレーヤー内にSongbirdのインストーラが含まれた形で提供され、プレーヤーをPCに接続するとSongbirdのインストーラが起動される形になるとのこと。また、そのほかの製品ではSongbirdを収録したCD-ROMが同梱されるか、ユーザーがWebサイトからダウンロードして利用する形になる予定だそうだ。

 なお、いまのところWindowsのみがサポートされているが、Mac対応についても作業が行われているとのこと。

 Songbirdは1月4日、GPLの下で最新版「Songbird 1.4.3」を公開している。

オランダRoyal Philips Electronics
http://www.philips.com/

米Songbird
http://getsongbird.com/