英Canonical、Ubuntu 8.04系で最後となるメンテナンスリリース「Ubuntu 8.04.4 LTS」公開

 英Canonicalは1月29日(英国時間)、「Ubuntu 8.04.4 LTS」を公開した。2011年まで(サーバー版は2013年)サポートされる最新の長期サポート版(LTS)、“Hardy Heron”「Ubuntu 8.04」の最後のメンテナンスリリースとなる。

 Ubuntu 8.04.4 LTSは安定性と互換性にフォーカスしたメンテナンスリリースとなり、これまで公開されたパッチなどを全て含む。デスクトップではSMB/CIFS共有の処理の修正などがあり、サーバーではFreeRADIUSのリロード問題などが修正されている。インストールシステムにおけるバグも修正されている。これらを含めて合計で77の変更点があり、インストールメディアを使って容易にアップデートできる。

 同メンテナンスリリースは、8.04シリーズでは最後となる。今後はインストールメディアの提供はなく、ユーザーは個々のセキュリティアップデートをダウンロードすることになる。

 Ubuntu 8.04は、2008年4月に公開された最新のLTS。デスクトップは2011年まで、サーバーは2013年までサポートされる。次のLTSは、4月に公開が予定されている“Lucid Lynx”(開発コード名)となる。

英Canonical
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