英Canonical、「Ubuntu Single Sign On」を発表、LaunchPadなどのIDを統合
英Canonicalは2月16日、一度のログオンでUbuntuとCanonicalが関連する全サイトにアクセスできる最新サービス「Ubuntu Single Sign On」を発表した。開発者向けサービス「Launchpad」用のLaunchpadログオンも最新サービスに統合されることになる。
Ubuntu Single Sign Onは、一度のサインオンでUbuntu関連サイトにアクセスできるシングルサインオンサービス。ログオンを中央化することで利便性を改善、ユーザーや開発者は容易にサービスを利用できるという。
Ubuntu Sigle Sign Onのスタートに伴い、Launchpadログオンサービスは廃止となる。今後数ヶ月間は移行期間となり、その間は既存ログインも利用できる。なおCanonicalはこの移行期間中、LaunchpadとUbuntuの両サービス間でユーザーデータを共有することを通知している。現在、UbuntuアカウントでLaunchpadにログオン可能にするための準備を進めており、実現したらデータ共有を終了する。
CanonicalはLaunchpadのリプレースの理由について、利便性以外に、LaunchpadとUbuntuの関係を知らないユーザーが増えており、わかりやすくするためと説明している。
Ubuntu Single Sign Onは「OpenID」を土台とする。サービスそのものはオープンソースではないが、Python、Postgres、Djangoなどのオープンソース技術を利用する。
英Canonical
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