FSF、フリーソフトコミュニティイベント「LibrePlanet 2010」を3月19日開催へ

 フリーソフトウェアを推進するFree Software Foundationは1月5日(米国時間)、フリーソフトウェアコミュニティの年次カンファレンス「LibrePlanet 2010」の概要を発表した。今年は期間を3日に拡大、コミュニティの構築と強化にフォーカスしたイベントを目指す。

 LibrePlanetはGNUを中心にフリーソフトウェアのコミュニティイベント。会期中、GNUの最新動向に関するセミナー、ワークショップ、プレゼンテーションなどが催される。開催地は昨年と同様、米マサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学サイエンスセンター。期間は3月19日から21日までの3日間。FSFでは、参加者からさらなる空間と時間を求める声が多かったため、今年はそれに応えたい、と説明している。

 FSFはLibrePlanetと平行して、「GNU Hackers’ Meeting」の米国版も開催する。このイベントは2007年から欧州で開かれているもので、GNUメンテナーや貢献者の情報交換やミーティングの場になっているという。今回初の米国版となる。

 基調講演として、FSF創始者のRichard M. Stallman氏、Electronic Frontier Foundation共同設立者のJohn Gilmore氏などがスピーチを行う予定。このほか、EmacsメンテナーのChong Yidong氏、GNU Scientific LibraryメンテナーのGrian Gough氏、FNU LibreDWGメンテナーのFelipe Sanches氏とRodrigo Rodrigues da Silva氏などが参加する予定だ。

 FSFではLibrePlanet 2010の専用Wikiサイトを立ち上げ、プログラムなど情報を公開していく。

Free Software Foundation
http://www.fsf.org/

「Libre Planet 2010」
http://groups.fsf.org/wiki/LibrePlanet2010