FSF、「フリーソフトウェアが好きな理由」がテーマのビデオキャンペーンを開始

 フリーソフトウェアを支援する非営利団体Free Software Fondation(FSF)は10月22日(米国時間)、フリーソフトウェアを推進するビデオキャンペーンを開始した。フリーソフトウェアが好きな理由をテーマとしたビデオをユーザーから募集する。

 このビデオキャンペーンはフリーソフトウェアの推進を目的に、ユーザー自身がフリーソフトウェアに対する見解やなぜ重要と思うのかについて語るビデオを募集する。現在、FSFのWebサイトでは、ボランティアのDana Moser氏が「Software Freedom Day 2009」「Women in Free Software Summit」の2つのイベントで、参加者に聞いて試作したビデオ(「Why do you like free software?(私がフリーソフトウェアが好きな理由)」と「Why is software freedom important to you?(フリーソフトウェアが大切だと思う理由)」の2種類)がベータとして公開されている。

 FSFでは、このビデオに続くものとして、フリーソフトウェアが好きな理由や重要と思う理由をテーマに、ユーザーが作成したビデオを募集する。ガイドラインとして、応募者は13歳以上、「Ogg Theora」フォーマットの利用することなどを規定している。言語は自由だが、カーネルを指す以外での「Linux」とソフトウェアへの形容詞としての「オープン」を用いないようにと注意している。詳細はFSFのWebサイトを参照のこと。

 FSFでは、自由な社会におけるフリーソフトウェアの重要性を伝えること、家庭や職場でのフリーソフトウェアの利用を推進するにあたって、ユーザー自身の体験談や見解が最も効果的であるとしている。

Free Software Foundation(FSF)
http://www.fsf.org/