米Google、新たに「Speed Tracer」機能が加わった「Google Web ToolKit 2.0」をリリース

 米Googleは12月8日、Ajaxアプリケーション開発ツール「Google Web Toolkit(GWT) 2.0」を発表した。性能分析ツール「Speed Tracer」が追加、アプリケーションの性能改善を支援する。

 Speed TracerはGoogle Chrome用の拡張機能で、GWT以外のツールで作成したものを含め、あらゆるアプリケーションの性能を視覚化してボトルネックを検出し、性能を改善できるという。

 また、新たに加わった宣言的UI「UiBinder」により、ユーザーインターフェイスを容易に開発できるとのこと。UIのビジュアル要素とアプリケーションロジックを分離することで、開発者とデザイナーの協業をスムーズにするという。

 そのほか、ブラウザプラグイン「GWT Developer Plugin」では好みのブラウザでデバッグを行えるメソッド「Development Mode(開発モード)」を提供、Firefox用の開発プラグイン「Firebug」などとの同時に利用できるという。コンパイラも強化されている。

 Google Web ToolKit 2.0はGoogle Codeのプロジェクトページより入手できる。

米Google
http://www.google.com/

「Google Web Toolkit 2.0」ダウンロード
http://code.google.com/webtoolkit/download.html