米Google、「Chrome」のRLZパラメータをオープンソースに

 米Googleは6月2日、自社Webブラウザ「Google Chrome」に組み込んでいるトラッキング機能「RLZ」をオープンソースプロジェクトにすることを発表した。RLZパラメータを生成するコードやライブラリが公開されている。

 RLZはChromeに組み込まれているトラッキングコード。プロモーションやマーケティングの効果を測定することを目的としたもので、プロモーション追跡のために識別可能な番号をランダムに割り当てる。Googleは、アカウントと結びつくものではないと説明しているが、RLZに関する問い合わせが多かったことから、プライバシーと透明性の改善の一環としてオープンにすることにしたという。RLZは「Google Chromium」には含まれていない。

 RLZライブラリのソースコードはApache License 2.0の下で公開した。プロジェクトページでは、RLZパラメータの生成方法やどのような情報が含まれているのかについても説明している。

米Google
http://www.google.com/

RLZプロジェクトページ
http://code.google.com/p/rlz/