米Google、「Google Wave」のオープンソース化を開始
米Googleは7月24日、最新のコミュニケーションプラットフォームプロジェクト「Google Wave」の最初のソースコードを公開した。Apache Licence 2.0を利用、Google Codeのプロジェクトページよりダウンロードできる。
Googleが公開したのは、「Operational Transform(OT)」、それにWaveプロトコルを利用する基本的なクライアント/サーバープロトタイプの2コンポーネント。量にして、合計で40,000行近くという。
OTは、Waveの並列制御システムの土台となる論理フレームワーク。Waveの中で起こるコラボレーションの中心的なアルゴリズムとなり、将来的に運用レベルのリファレンス実装に進化させる計画のコードという。クライアント/サーバープロトタイプは基本的な実装で、Waveの通信プロトコル「Google Wave Federation Protocol」の利用を促進することを目的とした。
Google CodeのWaveプロジェクトページでは、インストールガイドなども提供されている。
Googleは先日、9月30日にユーザーを10万人に限定してWaveプレビュー版をリリースする計画を発表している。
米Google
http://www.google.com/
Google CodeのWaveプロジェクトページ
http://code.google.com/p/wave-protocol/