米Google、オンラインワープロサービス「EtherPad」のソースコードを公開

 米Googleが買収した米AppJetは12月17日、オンラインワープロサービス「EtherPad」のソースコードを公開したと発表した。EtherPadはGoogle買収を受けて閉鎖が決定しており、ソースコードを提供することでサービス終了後も顧客が独自にサーバーを運用できるという。

 EtherPadはオンラインワープロサービスで、チームメンバーがほぼ同時にコラボレーションできるリアルタイム性を最大の特徴とする。

 AppJetが12月4日にGoogleによる買収を発表した際、EtherPadのサービス停止計画が明らかになったが、これに対し既存顧客の不満が出たことからソースコードの公開が決定した。EtherPadのサービスは予定通り2010年3月31日に閉鎖を予定しているという。

 ライセンスはApache License 2.0を採用、ソースコードはGoogle Codeから入手できる。

 EtherPad開発チームはGoogleのリアルタイムコミュニケーションサービス「Google Wave」への参加が決定しており、2010年2月よりフルタイムのGoogle Wave開発チームとして開発作業にあたるという。

米Google
http://www.google.com/

Google Codeの「EtherPad」のページ
http://code.google.com/p/etherpad/