米Google、早期プロジェクトを集めた「Google Code Labs」を開設

 米Googleは3月3日(米国時間)、開発者向けコードホスティングサイト「Google Code」にて、自社で開発が進んでいる初期段階のプログラム向けのサイト「Google Code Labs」を開設したことを発表した。Google技術チームやコミュニティが早期段階からアイディアを追及したり作業に参加できることを目指す。

 Googleで開発が進んでいる早期段階のコードを集める。開発早期段階と分類して公開し、アイディアの追求や外部開発者の参加を促す。現在、「Desktop APIs」「Social Graph API」など約18のプログラムが並んでいる。

 Google Code Labsでは、開発が進んだプロジェクトを卒業生(“Graduates”)として分類する。現在、「AdSense API」「App Engine」「Maps API」「Google Web Toolkit」など、約27のプロジェクトが公開されている。卒業生と分類されるには、検証に合格し、専任の開発チームを持つことが条件となる。

 卒業生となったプロジェクトには、非推奨ポリシー公開などのサポートサービスを提供する。多くの非推奨ポリシーはサポート期間を3年としているが、プロジェクトにより期間は異なるという。

 通常のGoogle Codeプロジェクトと識別する目的で、LabsのWebサイトは緑を基本カラーとしている。

米Google
http://www.google.com

Google Code Labs
http://code.google.com/labs