NTTデータ イントラマート、オープンソースBPMを追加した最新版Webシステム構築基盤

 NTTデータ イントラマート(本社:東京都港区)は2008年6月25日、Webシステム構築基盤の最新版「intra-mart ver.7.0」を7月にリリースすると発表した。約2年ぶりのメジャーバージョンアップで、新たに米インタリオのオープンソースBPM製品を組み込んだ。

 「intra-mart」は、J2EEフレームワークを基盤に、ワークフローやポータル、アクセスセキュリティ、帳票印刷などのJava業務コンポーネントを組み合わせた統合型商用フレームワーク。アプリケーションサーバ「Resin」など各種のオープンソースソフトを活用しているほか、自社独自開発部分もソースコードを公開。低コストで効率的な開発ができるという。

 「ver.7.0」では、最上位のエンタープライズ版「intra-mart ver.7.0 エンタープライズ for BPM」に、国際標準BPEL2.0に準拠したインタリオのオープンソースBPMエンジン「Intalio|BPMS」(有償版)を採用した。

 また、内部統制対応を強化。リスクコントロールマトリクスなど、J-SOX対応で作成された文書を一元管理する機能を追加した。国内初の機能で、業務を“見える化”して、業務フローをデザインして実行できる。このほか、オープンソースESB「Mule」も組み込んだ。価格(1CPU単価)は483万円。

 intra-mart ver.7.0には、ほかに、アプリケーションサーバとWebシステム構築のための基本モジュールを含む「スタンダード」、ワークフローモジュールを追加した「アドバンスト」の各エディションがある。価格(同)は、スタンダード版が105万円、アドバンスト版が189万円。【鴨沢 浅葱/Infostand】

NTTデータ イントラマート
http://www.intra-mart.jp/

インタリオ
http://www.intalio.com/