Mozilla、「Prism 1.0」ベータ版リリース
Mozilla Labsは5月8日、Webアプリケーションをデスクトップアプリとして利用できる技術「Prism 1.0」のベータ版を発表した。これにあわせ専用のWebサイトを開設、正式版リリースに向け前進した。
PrismはWebアプリケーションのデスクトップ版を生成する「Firefox」プラグイン/スタンダロンアプリケーション。18カ月前にMozilla Labsでスタートした開発プロジェクトで、「Yahoo! Zimbra」などが実験的に導入している。今回の正式版に向けたベータ版では、エンドユーザーやユーザーからのフィードバックを基に機能を強化した。
最新版では、Prism対応のWebサイトをデスクトップアプリケーションのようにパワフルにするための開発者向けAPIが加わった。SSLに対応、フォントやプロキシの設定のほか、アプリケーション特有の設定も可能となった。Prismが更新されると自動的にアプリも更新される自動アップデートも加わっている。
トレイアイコン、ドック、システムトレイメニューをサポート、プライベートデータをオンデマンドで削除することも可能となった。Mac OS X 10.4に完全対応したほか、OS X向けの機能強化も加わっているという。
最新版は、PrismのWebサイトよりダウンロード可能。
Mozilla Labs
http://labs.mozilla.com
PrismプロジェクトのWebサイト
http://prism.mozilla.com