Mozilla Labs、「Firefox」アドオン開発管理プロジェクト「Jetpack」を開始

 Mozilla Labsは5月20日、Webブラウザ「Firefox」向けのアドオン開発と管理を支援する最新のプロジェクト「Jetpack」を発表、バージョン0.1を公開した。開発者はプラットフォームとして利用することで、アドオン開発を高速化でき、ユーザーは利用が容易になるという。

 JetpackはFirefoxアドオン作成のAPIで、HTML、CSS、JavaScriptなどのWeb技術を土台とし、アドオン開発のプラットフォームとして利用できる。一方、開発したアドオン「Jetpack Feature」は再起動せずにインストール、導入、削除ができ、互換性問題にも対応する。これにより、開発者によるアドオンの開発とユーザーによる利用を容易にし、コミュニティを拡大する狙い。

 初期プロトタイプとして公開されたバージョン0.1には、ステータスバー、タブ、コンテンツスクリプト、アニメーションなどをサポートしたJetpack API、Twitterなどの外部APIライブラリのサポート、jQueryサポートなどを特徴とする。開発にはMozilla Labsの統合開発環境「Bespin」やデバッガー「Firebug」も利用できる。

 今後、APIデザインを中心にユーザーからのフィードバックを基に、プロジェクトを進めていくという。

 Mozillaによると、これまで開発されたアドオンは1万2000を上回っており、ダウンロードは10億回に達しているという。

Mozilla Labs
http://labs.mozilla.com/