10MBの軽量Linux「Tiny Core 1.4」リリース
超軽量Linuxディストリビューション「Tiny Core」を開発するTeam Tiny Coreは4月26日、最新版「Tiny Core 1.4」をリリースした。仮想ディスクサポートなどを特徴とする。ライセンスはGPLv2で、プロジェクトのWebサイトより入手できる。
Tiny Coreは、容量10MBの軽量Linuxディストリビューション。Linuxカーネル2.6をベースとし、ツールセット「Busybox」、グラフィックスシステム「Tiny X」、ウィンドウマネージャ「Jwm」などを含む。完全なデスクトップディストリビューションではなく、ネットワーク経由でアプリケーションレポジトリにアクセスしてアプリケーションを利用する。Tiny Core Linuxでは、クラウド/インターネット、パーシステンシーを利用したPersistent Personal Repository(PPR)などの運用方法を提案している。
1.4では、仮想マシンサポート「tcvd(Tiny Core Virtual Disk)」が導入された。Qemu設定でのサポートとなり、Qemuの仮想ディスクイメージを利用する。Watcherもアップデートされている。
同チームは同日、次期版「Tiny Core 2.0」リリース候補(RC)1もリリースしている。Linuxカーネル2.6.29.1をベースとし、GNU C Library 2.9を採用した。暗号化、仮想ドライブのサポートなどが特徴となる。
Team Tiny Core
http://www.tinycorelinux.com