モバイルに対応した「JavaFX SDK 1.1」
米Sun Microsystemsは2月12日(米国時間)、モバイル向けのRIA開発・実行環境「JavaFX Mobile」を発表、RIA戦略を強化した。JavaFXのWebサイトより、ダウンロードできる。
JavaFXは、スクリプト言語「JavaFX Script」、ランタイム、メディアコーデックフレームワークで構成されるRIA実行環境。GUI機能やWebブラウザのアプレットをデスクトップにドラッグ&ドロップできる機能などを特徴とし、インタラクティブなWebアプリケーションを開発できる。JavaFX Mobileはそのモバイル版となる。
Sunがリリースした「JavaFX 1.1 SDK」は、エミュレータ「JavaFX Mobile Emulator」を含むJavaFXの最新版で、JavaFX Mobileを完全にサポートした。開発者はこれを利用して、「Java Platform Micro Edition(Java ME)」で動作するモバイル向けRIAを開発できる。
Sunによると、世界26億台の携帯電話がJavaに対応しており、Javaは主要なモバイルプラットフォームになっているという。SunはRIA戦略でJava技術の幅広い普及を生かす狙いだ。
Sunは、JavaFX Mobileの発表と同時に、英Sony Ericsson、韓国LG Electronicsなどの携帯電話メーカーやキャリアとJavaFX Moileを搭載した携帯電話で協力していることも明らかにしている。
米Sun Microsystems
http://www.sun.com
「JavaFX 1.1 SDK」ダウンロード
http://www.javafx.com/