米Sun、Java ME向けUIライブラリをオープンソースに

 米Sun Microsystemsは8月14日(米国時間)、「Java Platform, Micro Edition(Java ME)」向けモバイルアプリケーションを開発するためのUIライブラリ「Lightweight UI Toolkit(LWUIT)」をオープンソースとして公開した。ライセンスはGNU General Public License(GPL v2)を採用、同プロジェクトのWebサイトでダウンロードできる。

 LWUITは軽量のUIライブラリで、フォント、タッチ画面、テーマ、3D、アニメーション、SVGなどの機能を持つ。プロジェクトページでは、Swingに着想を得たと説明している。MIDP 2.0上で動くもので、リッチなフレームワークとして開発、最適化、実装などが行えるという。

 これまで、Java ME開発者は各種プラットフォームごとにアプリケーションを開発・検証する必要があったが、同ツールにより統一したUIを提供できるという。

 LWUITプロジェクトは今年5月の「2008 JavaOne Conference」で発表された。Sunは当初から、今年の夏にオープンソースとして公開する計画を明らかにしていた。

Lightweight UI Toolkit(LWUIT)
https://lwuit.dev.java.net/