Javaクラスタソフト「Terracotta 3.0」リリース

 米Terracottaは4月14日(米国時間)、オープンソースのJavaクラスタリングソフトウェア最新版「Terracotta 3.0」をリリースした。性能を大幅に強化し、管理や開発で新機能を追加した。同社Webサイトより無償版をダウンロードできる。

 TerracottaはJavaアプリケーション向けのクラスタソフトウェアで、高性能のインメモリデータ管理ソリューション。

 新たに、データルーティング、データプレゼンスなどのAPIを提供、データの場所に基づいて最善のデータルーティングを行うなどクラウド/グリッドの実装と性能を改善する。

 管理面では新機能「Operations Center」を導入、ダッシュボード、システム診断、システムバックアップ、管理、ログビューアなどの機能を使ってIT運行を管理できる。開発側では、主要な性能指標、チューニング、デバッグ用途でのデータブラウズ機能などのタスク管理「Developer Console」が加わった。

 また、独自拡張性技術である「Server Array Striping」の第2世代を搭載、データベースの負荷を削減しつつ、データスループットを飛躍的に改善するという。Server Array Stripingは有償版のみの提供となる。

 Terracotta 3.0は、基本的な機能を集めたオープンソースの無償版「Terracotta ES」、機能を追加しサポートが付いた有償版「Terracotta EX」「Terracotta FX」の3エディションがある。

米Terracotta
http://www.terracotta.org