オープンソースのJavaアプリケーションサーバー「Jetty」がEclipseプロジェクトに

 オープンソースのJavaサーブレットコンテナ「Jetty」を開発する米Webtideは3月26日(米国時間)、JettyがEclipse FoundationのIncubationとして、Eclipseプロジェクトとなったことを発表した。「Jetty 7」のコードベースはEclipseのレポジトリに移管され、将来、Apache License 2.0とEclipse Public Licenseとのデュアルライセンスで公開するという。

 3月24日にJetty 7のコードベースをEclipseレポジトリに移管、これにより、JettyはEclipseRT(Run Time)プロジェクトの一部となった。Webtideによると、Eclipseへの移管はコアとなるコンポーネントのみで、プロジェクトは引き続きCodehausで継続、jetty@eclipseをアプリケーションサーバーにパッケージする作業はCodehausで行うという。JettyはMavenやEclipseレポジトリからのコンポーネントとして利用できるほか、Codehausダウンロードとしても利用できる。

 Webtideは今年1月、Eclipseに参加提案を行っていた。Eclipse傘下となることで、JettyとEclipseの相互に、プロセス改善、コミュニティ拡大、新しいアイディアなどのメリットをもたらすことが期待できるという。

 Eclipseプロジェクトとして確立した後は、Apache License 2.0とEclipse Public Licenseとのディアルライセンスを採用する。Jetty 7はJava Servlet 2.5をベースとし、2009年第2四半期に安定版リリースを予定しているという。「Jetty 6」は引き続きCodehausで提供される。

米Webtide
http://www.webtide.com

Eclipse FoundationのJettyのページ
http://www.eclipse.org/jetty