米CurlがEclipse Foundationに参加、次期IDEをEclipseベースに

 米Curlは2008年4月7日(米国時間)、非営利団体Eclipse FoundationにAdd-inメンバーとして参加し、次期統合開発環境(IDE)をEclipseベースで提供すると発表した。2008年半ばに公式ベータ版を公開する予定。

 複数の独立したツール類ではなく、共通インタフェースで動作する統合開発環境を開発者が求めていることに応え、現行IDEからEclipseへの移行を決めた。新IDEの名称は「CDE(Curl Development Tools for Eclipse)」で、複数のEclipseプラグインで構成される。

 現行のCurl IDEは「Curl Classic IDE」と名称変更し、CDEリリース後も当面提供を続ける。CDEの初回リリース版は、リッチクライアント構築言語「Curl」のコード補完機能、デバッガ、検索機能、デプロイ、ビジュアルレイアウトエディタなど、Curl Classic IDEが持つ全ての機能を実装する予定。また、現行版と同様に無償版と有償版の2種類を用意する。

 将来的には、ビジュアルレイアウトエディタのEclipseフレームワーク統合、ソースコードエディタ内のエラー参照、言語コードを補完するナビゲーション、可読性やコーディング支援などの機能拡張を行ってゆく計画。【鴨沢 浅葱/Infostand】

Curl
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