「Jetty 7」がEclipse Foundationより登場

 Eclipse FoundationのJetty開発チームは10月8日、Javaサーブレットコンテナ最新版「Jetty 7.0.0」を公開した。「Servlet 2.5」コンテナをベースとしつつ、次期版「Servlet 3.0」の機能を搭載した。Eclipse Foundation移管後、初のメジャーアップデートとなる。

 Jettyを開発する米Webtideは今年3月、Eclipse Foundationにプロジェクトを移管しており、現在はEclipse Foundationプロジェクトとして開発が進められている。プロジェクト移管と同時にライセンスも変更、これまでCodehausでApache License 2.0の下で公開されていたが、Eclipse Public License(EPL)とデュアルライセンスとなる。そのため、開発チームはJetty 7.0の公開にあわせて、Apache Licenseの「Jetty Hightide 7.0」もCodehausで公開している。Codehausでは、「Jetty 6」の提供も継続している。

 Eclipse移管後初のメジャーアップグレードとなる最新版は、Jetty 6の進化版として、パッケージとjarを再構成した。「Java 1.5」に完全対応、Servlet 2.5をベースとするが、Servlet 3.0の機能も導入した。Jetty 6、Jetty 7、Servlet 3の非同期通信サポートを強化したほか、OSGi統合も強化した。性能も改善したという。

 開発チームによると、次期版「Jetty 8.0」のプレリリースを数カ月以内に公開の予定という。

Eclipse Foundationの「Jetty」プロジェクトページ
http://eclipse.org/jetty

Codehausの「Jetty」プロジェクトページ
http://jetty.codehaus.org/