アーカイブ機能を備えた「Thunderbird 3」ベータ2

 Mozilla Messagingは2月26日、電子メールクライアントの最新版「Thunderbird 3」ベータ2を公開した。Windows、Mac OS、Linuxに対応、Mozilla MessagingのWebサイトよりダウンロードできる。

 最新版は、レンダリングエンジン「Gecko 1.9.1」をベースとし、性能、安定性、Web互換性、コード簡素化などにフォーカスして再設計した。ベータ2では、340以上の強化点があるという。

 新機能として、インボックスなどのフォルダにある電子メールメッセージをアーカイブする「Message Archive」が加わった。保存したいメッセージを選択しアーカイブボタンを押すことで、アーカイブフォルダに保存できる。このほか、Thunderbirdと電子メールプロバイダ間のやりとり記録を1箇所に保存する「Activity Manager」などが加わり、ユーザーエクスペリエンスを改善するという。

 性能では、IMAP経由での電子メールのダウンロードをバックグラウンドで行うことで、メッセージロード時間を短縮する。この機能はデフォルトでオンとなっており、個々のフォルダベース、またはアカウントベースで設定できる。

 Mozillaによると、次に公開するベータ版がThunderbird 3の最終ベータになるという。

Mozilla Messaging
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