BtrfsとExt4に対応したブートローダー「SYSLINUX 4.0」がリリース

 The SYSLINUX Projectの開発者は6月28日(米国時間)、Linux向けのブートローダ「SYSLINUX 4.0」を公開した。プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 SYSLINUXはLinux向けのブートローダ。フロッピーディスクなどのFATファイルシステムからLinuxをブートする目的で多く使われていたが、現在ではCD-ROMからのLinuxブートやPXEによるネットワークブートなどの目的で利用されることが多い。SYSLINUX 4.0は64回のプレリリースの後の公開となった。コードを再構築し、ファイルシステムをすべてCで書き直した。合計で約52742行を変更したという。

 最大の特徴は、BtrfsとExt4の両ファイルシステムのサポートが加わった点。また、GPT(GUID Partition Table)パーティションディスクを完全サポートするほか、2TB以上のストレージデバイスに対応、Grubのチェーンロードが可能となるなど、多数の変更が加わっている。

The Syslinux Project
http://syslinux.zytor.com/