米Marketcetera、オープンソースのトレードプラットフォーム正式版をリリース

 米Marketceteraは1月14日(米国時間)、オープンソースの金融取引プラットフォーム「Marketcetera Automated Trading Platform 1.0」を発表した。財務業界初のオープンソースのトレードプラットフォームという。

 MarketceteraのAutomated Trading Platformは、トレーダー、ヘッジファンドマネージャ、ブローカー/ディーラー向けのトレードプラットフォームで、標準技術をベースとしたモジュラーアーキテクチャを持つ。バージョン1は、運用環境に対応した正式版となる。

 プラットフォームは、財務アクティビティのコントロール・監視を行う視覚ツール「Photon」、オーダールーティングとデータベース管理の「Marketcetera Trading Server」、ロジックや統合ツールなどのカスタマイズサービスの3つで構成される。

 正式版では、イベント処理エンジン「Complex Event Processing(CEP)」を統合し、UIも強化した。APIでは、JavaとRubyをサポートし、発注/マーケットデータ/実行レポートなどのAPIを追加した。また、既存ITインフラとの統合を容易にし、パフォーマンスと拡張性も改善したという。

 ライセンスはGPLv2を採用、同社Webサイトよりダウンロードできる。

米Marketcetera
http://www.marketcetera.com

「Marketcetera Automated Trading Platform 1.0」ダウンロード
http://www.marketcetera.org/confluence/display/MPIO/Welcome+to+Marketcetera