独ベンチャー、CMS「webEdition 6」をオープンソース化

 ドイツのソフトウェアベンダーLiving-eは11月3日(ドイツ時間)、自社コンテンツ管理システム(CMS)アプリケーション「webEdition 6」をオープンソースとして提供することを発表した。同社Webサイトよりダウンロードが可能。さまざまなアプリケーション環境での採用を促進する狙いだ。

 webEditionはモジュラー構成と柔軟性を特徴とするCMSで、MySQLとPHPの両標準を土台とする。迅速に実装でき、容易に管理できるという。オープンソース版では、開発者が容易にアプリケーションを構築できるSDK、前バージョンのドキュメント/オブジェクト向けのバージョニング機能なども提供する。

 Living-eによると、商用版は2001年に初版を公開以来、ドイツ語圏を中心に5万以上のライセンスを提供したという。今回のオープンソース化について、製品ライフサイクルを次に進めるにあたって論理的なステップと説明している。これにより適用を促進する狙いだ。

 同社では、オープンソース化と平行して、トレーニング、サポートサービス、プロジェクト支援などのサポートやコンサルティングサービスも提供する。

 ライセンスはGPL v3を利用、同社Webサイトよりアクセスできる。

独Living-e
http://www.living-e.de

「webEdition 6」ダウンロード
http://www2.webedition.de