アドベンチャーゲーム「MystOnline」がオープンソースに
ゲーム会社の米Cyan Worldsはネットワーク型オンラインゲーム「MystOnline:Uru Live」をオープンソースプロジェクトにすることを発表した。サーバー、クライアントなどのソースコードを公開するほか、ホスティングサーバーも立ち上げる。
MystOnlineのサイトによると、オープンソースの取り組みとして、MystOnlineのサーバー、クライアント、ツールのソースコードを公開する。また、MystOnline向けデータをホスティングするサーバーも提供する。
MystOnlineは、1990年代に流行したコンピュータゲーム「Myst」から発展したオンラインゲームとなる(開発チームは、仮想世界の最終目標として「UruLive」という構想を持っており、MystOnlineは現時点での実装と定義している)。
だが開発は以前から財務的に困難な状況にあり、開発作業を一時停止するなどの経緯を経ている。今回のオープンソース化について、開発チームは、これまでプロジェクトの構築に多大な力を注いでおり、プロジェクトをこのまま消滅させたくなかった、と説明している。オープンソースにすることは怖いことでもあるが、すばらしい驚きをもたらすことを期待しているという。
Cyan Worldsはこのほか、Mystの「iPhone」「iPod touch」対応なども進めている。
現時点では、ソースコードをいつ公開するのかやライセンスなど詳細については明らかにしていない。
米Cyan Worlds
http://www.cyanworlds.com