MadWifi、HALをオープンソースに
MadWifi Projectは11月29日、LinuxドライバのMadWifiのHAL(ハードウェア抽象化レイヤ)を開発するSam Leffler氏がHALのソースコードをオープンソースとして公開したことを発表した。ソースコードはSubversionレポジトリで入手できる。
MadWifiは「Multiband Atheros Driver for Wireless Fidelity」の略で、無線チップセットメーカーの米Atheros Communicationsの無線カード向けのドライバを開発するプロジェクト。Atherosは今年9月、HALのソースコードを公開している。MadWifiはこれまで、ドライバはオープンソースとして公開していたが、HALはプロプライエタリであり、WiFiハードウェアに直接アクセスできないなどの制限があった。
今回、Leffler氏は、AtherosのHALと同じISCライセンスの下でソースコードを公開する。Leffler氏によると、Atherosと同社デバイス情報にアクセスできる合意を交わしており、修正や新しいチップへのアップデートは今後、コミュニティ主導で行われるという。
MadWifi Project
http://madwifi-project.org
MadWifi HALソースコード
http://svn.freebsd.org/viewvc/base/projects/ath_hal/