米Sun、RIAプラットフォーム「JavaFX 1.0」をリリース
米Sun Microsystemsは12月4日(米国時間)、Javaベースのリッチインターネットアプリケーション(RIA)ソフトウェアプラットフォーム「JavaFX 1.0」を発表した。デスクトップとWebブラウザ向けにアプリケーションを開発できる。
正式版では、動画への対応を強化し、新コンポーネント「JavaFX Video Support」が加わった。米On2 Technologiesのビデオコーデック技術を採用、クロスプラットフォームに対応した包括的なビデオ機能を提供するという。
このほか、「JavaFX Development Environment」「JavaFX Production Suite」「JavaFX Desktop」の3コンポーネントがある。JavaFX Development Environmentは、「NetBeans IDE 6.5」、コンパイラ、ランタイムツール、グラフィックスなどを含む開発環境で、NetBeansやEclips向けのプラグイン、携帯端末向けのJavaFXエミュレータも提供するという。
JavaFX Production Suite(開発コード名「Project Nile」)は、Webデザイナ向けのツールやプラグインを含むもの。「Adobe Photoshop」などで作成したコンテンツを容易にJavaFXアプリケーションに組み込める。デザイナと開発者のコラボレーションや作業を効率化できるという。
JavaFX Desktopは、「Java Platform Standard Edition 6 Update 10」の機能を利用し、アプレットをWebブラウザからデスクトップに直接動かすドラッグ&インストールなどの機能を提供する。
SunはJavaFXで、デスクトップ、モバイル、STBなど幅広く対応していく戦略で、モバイル対応は2009年前半としている。
米Sun Microsystems
http://www.sun.com
「JavaFX」ダウンロード
http://java.sun.com/javafx/downloads/