米Sun、Java SE 6 Update 10をリリース

 米Sun Microsystemsは10月21日(米国時間)、クライアント向けのアプリケーション実行環境の最新版「Java Platform Standard Edition 6 Update 10(Java SE 6u10)」を発表した。同社Webサイトよりダウンロードできる。

 Java SE 6u10は、昨年12月にリリースしたJava SE 6の最新アップデートで、リリース予定の「JavaFX Desktop 1.0」の土台となる。コンシューマ向けにユーザビリティとパフォーマンスなどにフォーカスした。

 Javaアプリケーションやアプレットの起動時間を大幅に短縮する「Java Quick Starter」、最新のJavaソフトウェアの起動メソッド「Java Kernel」、アプレットやJava Web Startプログラムを用意に実装するツールキット「Java Deployment Toolkit」などが搭載された。Javaプラグインも一新、アプレットをブラウザからドラッグしてデスクトップウィジェットとして動かすことができる。

 グラフィックパイプラインのパフォーマンスを強化、「Direct3D」を活用することで、2Dオペレーション、Swingアプリケーションのランタイムパフォーマンスを改善できるという。

 このほか、クロスプラットフォームのルックアンドフィール「Nimbus」により、ユーザーインタフェイスの制御を強化し、Java 2Dベクターグラフィックを利用したルックアンドフィールを提供するという。

米Sun Microsystems
http://www.sun.com

「Java Platform Standard Edition 6 Update 10」ダウンロード
http://java.com