米Amazonのクラウドサービス「EC2」が正式版に、99.95%のSLA提供
Amazon.comの子会社Amazon Web Services(AWS)は10月23日(米国時間)、ベータ版として提供してきたクラウドサービス「Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)」を正式版にすることを発表した。また、「Windows Server」に対応したEC2ベータ版の提供も開始した。
EC2は、AWSが2006年8月に提供を開始したサービス。開発者や企業にクラウドサービスのコンピューティングキャパシティを重量課金制で提供する。正式版では、稼働率99.95%のサービスレベル合意(SLA)も導入し、顧客に信頼を提供するとしている。
EC2はこれまで、UNIXとLinuxに対応していたが、今回、Windows Serverと「Microsoft SQL Server」などWindows技術にも対応、Windows対応はベータ版として提供する。ASP.NETを利用したWebサイト、高性能クラスタ、メディアトランスコーディングソリューションなどのWindowsベースのアプリケーションに最適としている。
AWSはまた、2009年にEC2の新機能として、ロードバランシング、キャパシティ拡張の自動化、モニタリング、管理コンソールなどを提供する予定も明らかにした。これらの機能により、顧客はEC2をコスト効果よく利用できるとしている。
米Amazon Web Services(AWS)
http://aws.amazon.com