米Amazon、EC2向けにモニタリング、不可分散などの機能を追加
米AmazonのAmazon Web Services(AWS)は5月18日(米国時間)、コンピュータリソースをオンデマンドで提供するWebサービス「Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)」向けの拡張機能として、モニタリングなど3種類の新機能をパブリックベータとして公開した。米国のPremium Supportユーザーは同日より利用できる。
AWSが公開したのは、モニタリングの「CloudWatch」、自動拡張の「Auto Scaling」、トラフィックの分散分散「Elastic Load Balancing」の3種類。
CloudWatchは、EC2などAWSのクラウドリソースをモニタリングするWebサービス。監視したいEC2インスタンスを選択すると、WebサービスAPIまたはCommand Line Toolを利用してCPU使用率などの情報を収集する。Auto ScalingはCloudWatchの追加機能で、条件を設定することでキャパシティの拡張や縮小を自動化できる。CloudWatchが収集するデータに基づき、需要にあわせてEC2インスタンスの数を増減できる。
Elastic Load Balancingは、アプリケーションへのトラフィックをEC2インスタンスに分散させる負荷分散機能。健全に機能していないインスタンスを自動検出し、トラフィックを正常なインスタンスにリルートさせつつ機能を回復する。
これらを利用することで、AWSリソースの利用状況を改善し、コストを削減できるほか、アプリケーションの性能や可用性、信頼性を改善できるという。
料金は、CloudWatchが1インスタンスあたり1時間0.015ドル。Elastic Load Balancingは、1時間あたり0.025ドルにデータ処理料金(1GBあたり0.008ドル)が加わる。Auto Scalingは、CloudWatchを購入すると無償で利用できる。
米国ユーザーには同日提供を開始した。欧州ユーザーには今後数カ月以内に提供を開始するという。
米Amazon Web Services
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