米Microsoft、無償版「Hyper-V Server 2008」をリリース

 米Microsoftは10月1日(米国時間)、サーバー仮想化ソフトウェア「Microsoft Hyper-V Server 2008」の無料提供を開始した。同社Webサイトよりダウンロードが可能。米VMwareなどの動きに対抗するものとなる。

 Hyper-V Server 2008は、「Windows Server 2008」の一部として提供されているハイパーバイザーベースの仮想化機能。Microsoftは今年9月、Hyper-V Server 2008を無償化する計画を発表していた。ゲストOSのライセンスは別途必要。

 無償化に合わせ、Microsoftは実装支援サービスやトレーニング・認定制度を強化する。実装支援では、既存の物理インフラの検証、コスト削減の試算、機能検証実装、仮想インフラのマイグレーションと運用統合などのサービスを提供する。

 Microsoftはまた、仮想マシンの新規設定・実装、仮想インフラの管理などの機能を持つ管理製品「Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2008」の正式版を10月中に提供する計画も発表した。

 ライバルVMwareは7月末、自社ハイパーバイザー「ESXi」を無償化しており、Microsoftはこれに対抗することになる。

米Microsoft
http://www.microsoft.com

「Hyper-V Server 2008」ダウンロード
http://www.microsoft.com/Hyper-VServer