米280 North、「Objective-J」とフレームワーク「Cappuccino」をオープンソースに

 米280 Northは9月4日(米国時間)、アプリケーション開発フレームワーク「Cappuccino」と同フレームワークの土台となる言語「Objective-J」をオープンソースとして公開した。ライセンスはGNU Lesser General Public Licens(LGPL)を採用。Webブラウザで動くアプリケーションを容易に開発できるという。

 CappuccinoとObjective-Jはともに、280 Northが開発したオンラインプレゼンテーションアプリケーション「280 Slides」の土台技術。Objective-Jは、「Objective C」をJavaScriptにポートした言語で、Rubyの「methodMissing」、ダイナミック・メッセージパッシングなどの機能を加えたもの。

 CappuccinnoはObjective-Jを土台としたフレームワークで、GNUStep、CocoaなどのAPIを提供する。Webページではなく、Webブラウザで動くRIA(リッチインターネットアプリケーション)アプリケーションを開発するためのフレームワークとしている。HTMLやCSSなどへの変換を自動で行うため習得が容易だという。

 Internet Explorer 6/7、Firefox 2/3、Safari 3/WebKit、Google Chrome、Opera 9などのWebブラウザに対応する。ソースコードはCappuccino.orgで入手できる。

米280 North
http://www.280north.com

Cappuccino.org
http://cappuccino.org