英Canonical、Zimbra Desktopをパートナーレポジトリで提供

 Linuxディストリビューション「Ubuntu」を提供する英Canonicalは8月7日(米国時間)、サードパーティ製ソフトウェアレポジトリ「Ubuntu Partner Repository」で、米Zimbra(米Yahoo!傘下)の「Yahoo! Zimbra Desktop」を提供することを発表した。Ubuntuユーザーは同スイートを容易に入手できるようになる。

 Yahoo! Zimbra DesktopはAjaxを利用したアプリケーションで、Yahoo! Mail、AOL、GmailなどのWebメールをはじめ、POP/IMAPを利用する電子メールを一元管理できる。オンラインとオフラインへの対応を特徴とし、メール機能のほか、iCalをサポートしたカレンダーやアドレス帳などのコラボレーション機能も備える。先月、ベータ3をリリースしている。

 Ubuntu Partner Repositoryは、商用/無償のサードパーティ製ソフトウェアを配布するUbuntuユーザー向けのサービス。「SugarCRM」「Opera」「Parallels Workstation for Linux」などが提供されている。

 同レポジトリサービスにZimbra Desktopが加わることで、UbuntuユーザーはZimbra Desktopに容易にアクセスできるようになる。利用は無料。

 Zimbraは昨年、「Zimbra for Ubuntu」をリリースしており、Ubuntuコミュニティに人気だったという。

英Canonical
http://www.ubuntu.com

米Zimbra
http://www.zimbra.com