米Microsoft、ナビ端末向けOS「Embedded NavReady」を発表

 米Microsoftは、簡易ナビゲーション端末(PND)向けの組み込みOS「Windows Embedded NavReady 2009」を発表した。OEMメーカーは同OSを利用してインターネットやMicrosoftのサービスに対応したPNDを開発できるという。同社Webサイトより、ダウンロードできる。

 Microsoftの組み込みOS「Windows Embedded CE」をベースに、GPS対応などナビゲーション端末特有の機能を搭載した。OEMメーカーは次世代のPND端末を迅速に開発できるとしている。特徴は、携帯電話、Microsoftサービス、PCとの連携。

 Bluetooth経由で携帯電話に接続し、ハンズフリー端末として通話やデータ通信を利用できる。電話帳へのアクセス、音楽・動画再生などの操作も可能という。

 インターネット対応により、「Live Search」や「MSN Direct」といったMicrosoftのオンラインサービスを利用できる。Live Searchでは、地図サービス「Live Search Maps」にアクセスし、最新の地図情報を入手するなどのことが可能。MSN Directを利用して、最新の交通情報やガソリン価格などの情報を得られるという。また、「Windows Vista」の「Windows SideShow」と連携が可能、PNDをサブの画面として利用することもできるという。

 Microsoftは同OSの採用メーカーについて明らかにしていないが、発表資料では台湾Mio Technologyがコメントを寄せている。

 Microsoftは、NavReadyのほか、用途特化型の組み込みOSとして、POS端末向けの「Windows Embedded POSReady」を揃える。POSReadyは2009年に提供開始の予定。

米Microsoft
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