英Canonical、「Atom」搭載ミニノート向け「Ubuntu Netbook Remix」を発表
Linuxディストリビューション「Ubuntu」を開発する英Canonicalは6月3日(台北時間)、ミニノートPC向けに最適化したLinuxディストリビューション「Ubuntu Netbook Remix」を発表した。米Intelのプロセッサ「Atom」を搭載したインターネット端末向けに開発したもの。台湾で開催中の「COMPUTEX TAIPEI 2008」で、展示やデモを行う。
Ubuntu Netbook Remixは、Atomを搭載したミニノートPCなどのモバイルインターネット端末(MID)向けのLinuxディストリビューション。「Ubuntu Desktop Edition」をベースとし、Canonicalが参加しているモバイルLinux業界団体Moblin.orgの技術を取り入れた。
特徴は、インターネットやアプリケーションに容易かつ高速にアクセスできるランチャーを搭載した点。CanonicalはISVと協業し、Netbook Remix向けにアプリケーションの動作確認を行っているという。
Netbook Remixは端末にプリインストールの形でのみ提供する。搭載機の年内投入を目指し、現在、OEM各社と作業を進めているという。Linuxを搭載したミニノートPCには、台湾ASUSTeK Computerの「Eee PC」などがある。
英Canonical
http://www.canonical.com