英Canonical、Ubuntu用システム管理ツール「Landscape」を一般リリース

 Linuxディストリビューション「Ubuntu Linux」の開発を支援する英Canonicalは3月5日(現地時間)、Ubuntu向けのシステム管理ツール「Canonical Landscape」の一般提供を開始した。法人分野でのUbuntu普及を促進する狙いだ。

 Landscapeは、UbuntuをインストールしたPCとサーバを管理・モニタリングできるWebベースの管理ツールで、これまでベータとして提供されていた。

 システム管理では、ソフトウェアアップデート、パッケージ管理などを一元的に行えるほか、マシンをグループ化して管理する機能もある。モニタリングでは、システムリソースの利用状況を把握し、ボトルネックを検出、パフォーマンスをチューニングできる。ハードウェア情報を格納し、セキュリティ管理も容易に行える。これにより、TCOを削減し、リソースを効率よく利用できるという。

 Canonicalでは、システム管理ツールを提供することで、大規模なUbuntu実装に弾みがつくとみている。

 Landscapeは、Canonicalの商用サービス加入者向けに提供されるほか、スタンドアロンとしても提供する。スタンドアロン版は、1ノードあたり150ドル。Canonicalでは、5台以上のマシン登録を条件に60日間の無料トライアルサービスを実施する。

英Canonical
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