米Google、サイト内検索「Site Search」発表

 米Googleは6月3日(米国時間)、Webサイト内検索の有料サービス「Google Site Search」を発表した。サイト運営者が、Googleのインターネット検索技術を自分たちのWebサイト内で利用できるホスティングサービス。検索順位のカスタマイズなど、運営者が調整できる機能を増やした。

 Googleの検索ホスティングサービス「Google Custom Search Engine」を一新したもの。サイト内のクローリング対象を強化することでインデックス機能を拡充、より包括的な検索結果を表示可能という。

 最大の強化点はカスタマイズとなる。自社の同義語辞書を利用可能となり、検索機能を高められる。XMLベースのAPIなどを利用して、検索結果の上位に表示される項目をカスタマイズしたり、日付でも優先順位を決定できる。これにより、検索結果のトップに製品情報を掲示したり、同一製品でも新しい製品カタログを表示する、などのことが可能になった。

 検索結果のUIのルック&フィールもカスタマイズ可能で、広告なしで検索結果を表示することもできる。サイト運営者はこれらのカスタマイズ機能を利用して、自社の事業戦略を検索に反映したり、マーケティングやブランディングを強化できそうだ。

 年間料金は、5000ページまでが100ドル、5001~5万ページまでは500ドルなどとなっている。

米Google
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