米Google、企業向けセキュリティサービス「Web Security for Enterprise」発表

 米Googleは5月8日(米国時間)、企業向けインターネットセキュリティサービス「Google Web Security for Enterprise」を発表した。同社のSaaS「Google Apps」の1つとして提供、モバイル端末を含め、企業ネットワークをリアルタイムでマルウェアから保護できるという。同日、北米と欧州で提供を開始した。

 Googleが昨年買収したPostiniと米ScanSafeのセキュリティ技術をベースとした。機能としては、Webベースのマルウェア対策、ポリシーに基づくURL/コンテンツフィルタリング、包括的なレポーティングなどがあり、Google Appsの管理コンソールで管理できる。

 Webベースのウイルスやゼロディ攻撃などは増加傾向にある。Webトラフィックをリアルタイムでスキャンし、複数層の保護を提供することで、セキュリティレベルを高められるという。ノートPCなど、遠隔のユーザーにも同様のセキュリティ対策を講じることができるのが特徴。SaaSモデルで提供するため、組織の規模を問わずに導入できる。TCOを削減でき、ユーザー数の増減にも容易に対応できる。

米Google
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