米GoogleがApp Engineを一般公開、クラウド戦略を進める

 米Googleは5月27日(米国時間)、GoogleのインフラでWebアプリケーションを構築できるプラットフォームサービス「Google App Engine」を一般に公開した。また、同サービスの価格体系とAPIも発表した。

 App Engineは、Googleと同じインフラで自分のWebアプリを動かすことができるクラウドコンピューティング・サービス。優れた拡張性、保守作業不要というメリットを持つ。今年4月に限定プレビュー版をリリースして以来、これまでに15万人もの申し込みがあったという。今回の一般公開にあたり、今年中に終了するプレビュー期間後の料金体系も発表した。

 プレビュー期間終了後も、ストレージ容量500MB、月間ページビュー500万件までのCPUと帯域は無料とする。これを上回る場合、追加料金として、CPUコア:10~12セント/時間、ストレージ容量:1GBあたり毎月15~18セント、上り帯域:1GBあたり11~13セント、下り帯域:1GBあたり9~11セント、が必要となる。

 Googleはまた、App Engineの機能を拡張し、レンダリングを高速化するキャッシュ層となるAPI、サーバー上で画像を操作するためのAPIも数週間以内にリリースする予定だ。

 Googleは米サンフランシスコ州で5月28日より2日間、開発者向けイベント「Google I/O」を開催、ここで最新のAjaxアプリケーション開発ツールである「Google Web Toolkit 1.5」のRC版もリリースしている。

米Google
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