米Google、「Google Apps」と同期できる「Outlook」プラグインで移行を促進

 米Googleは6月9日(米国時間)、自社のWebベースオフィススイート「Google Apps」の拡張機能として、「Microsoft Office」向けプラグイン「Google Apps Sync for Microsoft Outlook」を発表した。Microsoftからの移行を容易にすることで、潜在ユーザーにアピールする狙い。

 同プラグインをOutlookにインストールすることで、Outlookクライアントを利用してGoogle Appsの電子メール、カレンダー、アドレス帳にアクセスできる。Google Apps上でOutlookを運用できるため、「Microsoft Exchange」が不要となる。コストを削減し、安全性を改善できるという。

 オフラインGmailプロトコルを利用、IMAPよりも高速にメール機能を利用できるという。「Global Address List」などのOutlook機能にも対応、クライアント技術に関係なく、カレンダーやアドレス帳を使ってスケジュールをたてられる。ExchangeやOutlookのデータをコピーするツールも提供、マイグレーションを容易にするという。

 Google Apps Sync for Microsoft Outlookは、Google AppsのPremierエディション、Educationエディション向けとなる。

米Google
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