米Red Hat、ミドルウェア管理「JBoss Operations Network」最新版を発表

 米Red Hatは5月6日(米国時間)、JBossミドルウェア製品群を管理するソフトウェアの最新版「JBoss Operations Network(JBoss ON) 2.0」を発表した。大企業向けにJBossをプッシュするイニシアティブ「Enterprise Acceleration」を加速する。

 JBoss ONは、Javaアプリケーションサーバーを含む同社のミドルウェア製品群「JBoss Enterprise Middleware」向けの統合管理プラットフォーム。アプリケーションの開発、テスト、実装、モニタリングなどの機能を通じ、エンドツーエンドでミドルウェアを管理できる。

 サーバーソフトウェアとエージェントで構成され、機能をモジュラー化した。ダッシュボード感覚で状態を把握できる。最新版では、大規模システム向けの機能を拡充、遠隔管理機能が追加された。

 アプリケーション設定を中央で管理することで実装を標準化できるほか、アプリケーションのチューニングによりパフォーマンスを改善できる。サポートポータルであるJBoss Customer Support Portalで認定を受けたコンテンツを遠隔で実装したり、リソースの自動発見なども可能になった。

 同日、提供を開始した。Red Hatはこれにより、今年2月に発表した大企業向けイニシアティブのEnterprise Accelerationを強化していく。

米Red Hat
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