米Sun、OpenSolarisでストレージオープン戦略を推進
米Sun Microsystemsは4月29日(米国時間)、オープンソース戦略「OpenSolaris」下で進めているストレージオープン化の取り組みの一環として、開発ツールやガイドの提供を発表した。OpenSolarisをストレージ用OSとして広げる狙い。Sunでは、サーバーと同様、ストレージ業界でもオープン化の波が訪れると予言している。
Sunは今回、開発者向けサイトのSDN(Sun Developer Network)で「OpenSolaris OSを利用したストレージサーバーを10分以内で構築する」としたハウツー記事を掲載した。これを参照すれば、Solaris OSでデータ管理作業を行うためのコマンド処理知識を容易に取得できるという。ZFS、NFS、CIFS、COMSTARなどのファイルシステムを取り扱っている。
また、NASアプライアンス構築のためのビデオによるチュートリアルも公開した。21分のビデオにより、OpenSolarisを利用したNASアプライアンスのハウツーを効果的に学習できるという。
このほか、サービスを拡充し、オープンストレージアーキテクチャへのマイグレーションなどをサービスポートフォリオに追加した。
Sunはこれまで、OpenSolarisの下でストレージコミュニティを立ち上げ、ストレージ業界でOpenSolarisをプッシュしてきた。すでに、3000社以上の企業が参加し、プロジェクト数は30以上に達しているという。
米Sun Microsystems
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