米GoogleがiGoogleを強化、ガジェット開発サンドボックスを提供

 米Googleは4月21日(米国時間)、スタートページ「iGoogle」を強化し、iGoogle開発者向けにサンドボックスを提供することを開始した。iGoogleで利用できるコンポーネントを増やすことで、利用を促進する狙い。

 iGoogleはGoogleが2005年にローンチしたパーソナライズ・ホームページ。ユーザーは「ガジェット」と呼ばれるコンポーネントを自由に組み合わせて自分のスタートページを作成できる。

 新機能としては、「レフトナビゲーション」「ユーザーアップデート」「キャンバスビュー」を追加する予定だ。レフトナビゲーションは、画面左に設けるスペースで、ガジェットリスト、メール、ニュースなどを表示、容易にアクセスできるようにする。ユーザーアップデート・コンポーネントでは、友人のアップデート状態を表示できる。キャンバスビューは、ガジェットを最大化表示する機能。ユーザーはガジェットをクリックしてさらに詳しい情報を表示できるようになる。

 サンドボックスでは、これらの最新機能を活用できる。JavaScriptとHTMLなどの基本的な知識で多機能ガジェットを開発し、テストできる開発環境となる。Googleが発起人となったSNS向けAPIの「OpenSocial API」を利用して、OpenSocialをサポートするSNSと連携、友人リストなどのソーシャル機能も加えられる。

 Googleはこれに合わせ開発者向けページをリニューアルしている。ここでは、ガジェットの開発からディストリビューションまでをサポートするガイドなどのコンテンツが加わっている。

米Google
http://www.google.com