米Novell、Linux向け.NETアプリ開発環境「MonoDevelop 1.0」をリリース
米Novellは3月12日(米国時間)、Linuxで.NETアプリケーションを開発できる統合開発環境(IDE)「MonoDevelop 1.0」の一般提供を開始した。同日、「Microsoft .NET 2.0 Framework」をサポートした「Mono 2.0」のベータ版も発表、ともに14日よりMono ProjectのWebサイトでダウンロード可能となる。
Mono Projectはオープンソースの.NET互換開発フレームワーク実装で、Linux、Mac OS、BSDなどに対応する。もともとは米Ximianが進めてきたプロジェクトで、現在は2003年にXimianを買収したNovellが開発作業を率いている。
最新版となるMono 2.0は、.NET 2.0のプロファイル、.NET 3.5のプレビューをサポートする。Macのサポート、Monoマイグレーション分析ツールなどを強化した。
MonoDevelopは同プロジェクトのIDEで、「Microsoft Visual Studio」フォーマット、C#などの開発言語をサポートした。デスクトップアプリケーションやASP.NETアプリケーションを開発し、LinuxやMac OSで動作させることができる。ポーティングも可能で、同じコードベースを維持しつつ3つのプラットフォームに対応できる。
米Novell
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Mono Project
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