性能が強化された「Mono 2.2」リリース
Mono Projectは1月13日、.NET Frameworkのオープンソース実装「Mono 2.2」をリリースした。プロジェクトのサイトよりソースとバイナリパッケージをダウンロードできる。
最新版では、バグ修正のほか、いくつかの機能強化を行った。ランタイムでは、コード生成エンジンとして新たに「Linear IL」を採用。これまでのツリーベース表示と比べ、高度な最適化が可能になるという。このほか性能面では、「Generic sharing」を強化したほか、JITでSIMD命令セットをサポートした。モニタリングでは、最新のGUIツール「mperfmon」により、システムのパフォーマンスを監視できるようになった。
C#レベルでは、「Mono.CSharp.Evaluator」を利用してC#コンパイラをアプリケーションに組み込めるようになった。また、インタラクティブシェル「csharp」コマンドが追加されたほか、GUIバージョン「gsharp」もツールパッケージに含まれているという。
コード分析ツール「Gendarme」は、新しいフィルタリングオプションやルールが追加された。既存ルールの修正や強化も行ったという。
Mono Project
http://www.mono-project.com
「Mono 2.2」ダウンロード
http://www.go-mono.com/mono-downloads/download.html