MSとSun、相互運用性検証センターを立ち上げ

 米Microsoftと米Sun Microsystemsは3月10日(現地時間)、相互運用性検証センター「Sun/Microsoft Interoperability Center」をMicrosoftの本社内に開設したことを発表した。Sunのハードウェア上でMicrosoftのアプリケーションを最適化する。

 同センターは、米ワシントン州レドモンドにあるMicrosoftの本社内に設立。Sun製ハードウェアとMicrosoft製ソフトウェアなど、2社技術の相互運用性を検証し、ベンチマーキングによりパフォーマンスをチューニングする場とする。これにより、実装リスクを縮小できるとしている。

 作業内容としては、「Sun Fire」ブランドのx64サーバ上で動作するWindowsアプリケーションの最適化、MicrosoftのOS環境/アプリケーションと「Java Platform Enterprise Edition(Java EE)」「Java Platform Standard Edition(Java SE)」の組み合わせ、2社の仮想化技術のクロスプラットフォーム対応など。

 2社はこれにあわせ、「Exchange Server 2007」へのマイグレーションを促進するソリューション「Sun Infrastructure Solution for Microsoft Exchange Server 2007」の提供開始も発表している。

 MicrosoftとSunは2004年春、相互運用性で提携することを発表しており、同センターの開設はその一環となる。

米Microsoft
http://www.microsoft.com

米Sun Microsystems
http://www.sun.com